ソフトバンク回線を使えるLINEMOは、月額990円(税込)から利用できるコスパに優れた格安SIMです。
そんなLINEMOでは端末が売っていないので、機種変更できないのではと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、LINEMOで機種変更する方法や、LINEMOで使えるスマホを購入する方法を解説します。
LINEMOでは機種変更できない?
2022年2月時点でLINEMOではスマホ端末の販売を行なっていないため、LINEMO上で機種変更の手続きを行うことはできません。
自分で機種変更する方法は、購入したスマホ端末にLINEMOのSIMカードを挿入して、初期設定をすればすぐに新しい端末に乗り換えることができます。
LINEMOで使えるスマホはどこで買える?おすすめ購入先4選
上記の通りLINEMOではスマホを購入することができないため、LINEMOへの乗り換えと同時にスマホを新しくしたい場合は、自身でスマホを購入する必要があります。
LINEMOで使えるスマホを購入する場所としておすすめなのは、次の4つです。
- メーカー
- 家電量販店や通販サイト
- 大手キャリア
- 中古ショップ
1. メーカーでスマホを買う
LINEMOの機種変更で使えるスマホを購入する方法の1つが、スマホの開発・販売を行なっているメーカーで購入するという方法です。
メーカーで購入するメリットは、最新端末を含め多くの端末から選べるという点です。また、iPhoneを販売しているAppleやXperiaを販売しているSONYなどでは、端末保証サービスに加入することも可能なことは嬉しいポイントでしょう。
2. 家電量販店や通販サイトでスマホを買う
家電量販店や通販サイトでも、スマホを購入することができます。家電量販店や通販サイトでは複数のメーカーのスマホを販売しているので、値段やデザインなどを比較しやすいことがメリットでしょう。
また、家電量販店ではiPhoneなど人気のスマホから低価格なスマホまで取り扱っていて、購入時にポイントを獲得できることも嬉しいポイントです。
3. 大手キャリアでスマホを買う
大手キャリアでは回線契約なしでスマホを購入することができますが、SIMロックに注意しましょう。
2021年10月1月以降に発売されているスマホは、公正な価格競争のために原則としてSIMロック禁止になっていますが、それ以前に発売された端末にはSIMロックがかかっています。
SIMロックを解除するためには、購入から日数が経っているかなどのいくつかの条件や手続きが必要です。
docomo
docomoでは、2021年8月27日以降に発売されている機種にSIMロックは設定されていないため、SIMロック解除の手続きは不要ですが、それ以前に発売された端末はSIMロックの解除が必要な場合もあります。
ただし、docomoの回線契約をしていない人は、以下のいずれかを満たせばSIMロックが解除された状態のスマホを受け取ることができます。
- 一括払いでスマホを購入
- 「スマホおかえしプログラム」を適用して、分割支払い方法をクレジットカードに設定する
スマホおかえしプログラムは、対象のスマホを36回分割払いで購入してスマホを途中でdocomoに返却することによって、スマホ本体をお得に購入できるプログラムです。
au
auでは2021年9月30日以前に発売されたスマホにSIMロックがかかっているので、別途SIMロック解除の手続きが必要となり、SIMロック解除の条件は以下の通りです。
- 2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であること
- ネットワーク利用制限中のau携帯電話でないこと
- 機種購入から101日目以降であること
ただし、SIMロック解除をしたいスマホが購入から100日以内でも、スマホ端末を一括で購入している場合やクレジットカードで分割払いを設定している場合などはSIMロックの解除手続きができます。
ソフトバンク
ソフトバンクにて販売しているスマホを他社で利用するには、SIMロック解除が必要です。解除方法はソフトバンクとの契約の有無や製品の購入方法などにより異なります。
つまり、これからソフトバンク取扱店でLINEMOで使うためのスマホを購入する場合はSIMロックが解除された状態のスマホを受け取ることができます。
2021年5月11日よりも前に購入されたスマホは、SIMロックの解除手続きが必要となることがあるので、必要に応じてSIMロック解除の手続きを行いましょう。
4. 中古ショップでスマホを買う
スマホを取り扱っている中古ショップでも、LINEMOで使うスマホを購入できます。中古ショップは、最新の端末から古い端末まで購入できる点がメリットです。
中古ショップでは、比較的古くて価格の安い端末も購入できますが、古い端末はSIMロックが解除できないこともあるので注意が必要でしょう。
LINEMOに機種変更する方法
LINEMOで使えるSIMフリースマホを用意し、LINEMOのSIMカードを受け取ったら、SIMカードの初期設定を行います。
SIMカードの初期設定方法は、iPhone・iPadとAndroid端末で異なります。そこでここからは、それぞれの初期設定の方法を解説していきます。
iPhone・iPadでのSIMカードの初期設定方法
iPhoneやiPadをLINEMOで通信するためには、「iOSのアップデート」と「キャリア設定のアップデート」の2つが必要になります。
iOSのアップデートの後は、キャリア設定のアップデートが必要です。「設定」→「一般」→「情報」の順番で進むと、キャリア設定アップデートのポップアップが表示されます。
「アップデート」を選択して、iPhoneの画面左上の通信事業者の名前が「LINEMO」に変われば設定終了です。
AndroidでのSIMカードの初期設定方法
次にAndroidの初期設定について解説します。Android端末では、どのAPN(携帯電話会社)からインターネットに接続するかを指定するために「APN設定」を行わなければなりません。
設定画面の「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイント名」→「APN設定」の順番に進んでいきます。LINEMOのAPNを選択して追加すれば設定は完了です。
LINEMOに機種変更するときの注意点
SIMフリースマホをLINEMOに機種変更する際は、以下の4点に注意をしましょう。
- 初期設定などは自分で行う
- 動作確認されているスマホか確認する
- SIMロックを解除する
- LINEMOには端末補償サービスがない
1. 初期設定などは自分で行う
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドなので、店舗で申し込みやサポートを受けることができません。
そのため、スマホやインターネットなどにあまり詳しくない人は設定に時間がかかってしまうかもしれませんが、LINEMO公式サイトで紹介している手順通りに設定をしていくことで、問題なく利用することができます。
2. 動作確認されているスマホか確認する
LINEMOではスマホを販売していないので、メーカーや大手キャリア、家電量販店などから自分でスマホを購入しなければなりません。
LINEMOの公式サイトでは、メーカーやキャリアごとに各機種の音声通話・データ通信・SMS・テザリングの動作確認の結果を確認することができます。
同じ機種でもキャリアによって結果が異なることがあり、キャリアによってはデータ通信やテザリングが利用できない場合もあるので注意しましょう。
3. SIMロックを解除する
LINEMOでは、大手キャリアで購入した端末も利用できますが、購入した時期や機種によってはSIMロックを解除する手続きをしなければならない場合があります。
SIMロックの解除が必要な場合は、購入先のキャリアによって手続き方法が異なるので、各社の指示に従ってSIMロックをしていきましょう。
4. LINEMOには端末補償サービスがない
LINEMOはスマホを販売していないことから、LINEMO独自の端末補償サービスを行なっていないので、万が一の故障などが起きた場合にLINEMOで修理や交換をしてくれることはありません。
例えば、iPhoneを販売しているAppleでは「AppleCare+」に加入すると、iPhoneのディスプレイの破損や紛失などに対応してくれます。
まとめ
今回は、LINEMOで機種変更する方法や、LINEMOで使えるスマホを購入する方法を解説しました。
LINEMOではスマホの販売を行なっていませんが、大手キャリアやメーカーなどから購入したスマホで機種変更をすることができます。
もし、新しいスマホに機種変更したい人は動作確認ができているかをあらかじめ確認した上でスマホを購入しましょう。